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今回、偶然にも私が体験したことから述べたい。まず、朝起きたときから全くはなれない言葉があった。「Champion Olimpique」「Olympic Champion」フランス語と英語で繰り返される表彰式のアナウンスであった。今日は絶対に日本が金メダルを取る、そんな気がしてならかった。そして、私が今回座った席は何とアメリカ体操協会関係者の方に囲まれたところで、下の写真にもあるとおり、補欠に回ったバブザー、マッケイン、そしてアトランタ五輪平行棒の銀メダリスト(名前を失念)がすぐ横や後ろにいる状態で、アナハイムでの状況を髣髴とさせる、アメリカに対する熱狂的な応援をすぐ近くで聞く羽目になった。しかし、アナハイムでは日本はアメリカに敗れたが、今回は応援団の数は日本の方が上。絶対に勝ってやる!と意気込んでの観戦となった。

今回もアナハイム同様の進行で、予選上位四カ国がゆかから、下位四カ国が鉄棒からということで、上位国が正ローテで回ることとなる。そして、予選トップの日本は、ラストの鉄棒では四か国中最後の演技となる。その代わり、いつも課題のゆかを最初に迎えることとなった。


第一ローテ

日本がゆかの最初の国であったが、塚原が伸身月面で着地を止めたものの、二本目の後方一回半〜前方一回〜前方一回半の0.5の加点部分で最後の前方一回半が行えなかった。これで価値点を0.3失ってしまうこととなったのだが、その後の演技を無事持ち直した。米田はほぼ危なげない出来で、ラインオーバーのしやすい後方二回半〜前方かかえ込み宙返り〜前宙転でも落ち着いて決めた。そして中野は正にこの団体決勝のゆかの為に選考会を勝ち抜いた選手ということで、本人もそのプレッシャーが最高潮に達したと思うが、予選では成功していた二本目の後方一回半〜前方一回〜前宙転でラインオーバー。アナハイムで山田が犯したミスと同じであった。結局アナハイムとはあまり状況が変わることなく、演技を終えた形となった。しかし、唯一アナハイムと違ったのは中国がミスを連発した点である。一人目の刑傲偉はラストのシリーズの前方一回半で蹴りきることができずに前方宙返りひねりとしてしまった。二人目の楊威も伸身新月面でラインオーバー。そして最後の演技者は李小鵬ではなく、得意としてないはずの騰海濱であった。予選でも李小鵬は演技をしなかったが、ゆかで中国屈指の力を誇る彼の抜けた穴は大きく、騰海濱は一本目のシリーズの前方かかえ込み一回ひねりと二本目の前方一回半ひねりでミスを犯してしまう。そして、8点台の演技となり、中国がまさかの8位スタート、しかも、日本とは一点近い差を作ってしまうこととなった。一方、ルーマニアはセラリウが前宙転でラインオーバーし、米田とほぼ同じ構成であったスチウはうまく着地をまとめてきたが、一本目を伸身ダブルから前宙転に変えてきたドラグレスクは二本目のシリーズの前方一回半ひねりでラインのバー。しかし、価値点は黄10点をキープして日本を上回った。一方、アメリカは脚力に自信のあるアメリカのヤングが抜群のトップの役割を果たした。最後の後方二回半ひねり〜前方かかえ込み宙返りで着地を止めると、アメリカの応援団はななり興奮し、その後、モーガン・ハム、ポール・ハムと、伸身新月面を入れてくる豪快な構成をピタリと決め、三人全員が9.7以上を出し、正にアメリカが波に乗った印象でトップに立った。

一方、鉄棒に回った下位の国々はドイツがハンビューヘンの落ち着いた閉脚シュタルダー一回ひねりからのシリーズやピタリと決まった伸身新月面下りで日本を上回り、ロシアもネモフが四つの放れ技の連続に屈身コバチとかかえ込みコバチで圧倒的な迫力で見せつけた。ボンダレンコも四つの放れ技を見事に決め、ロシアがアメリカについで2位につけた。

第二ローテ

中国はあん馬で一気に挽回した。この種目は三人の実力が揃っており、本来はゆかでまずまずの点を出した後に一気に引き離しに行くところであっただろうが、今回は上位を追い上げる状態となった。黄旭が危なげなく通した後、世界チャンピオンの騰海濱もフェドルチェンコでかなりスピーディーに決め、9.762を出し、その後、あん馬の神様といわれている肖欽も片ポメル上のロシアンやウゴーニャンなど、下向き転向の動きで場内を魅了。9.862と今日の全種目の最高点を出した。ルーマニアもあん馬を得意としているが、ポペスク、スチウと決まった後、ウルジカが上向き転向系からシュピンデルに入るという独特の構成で高得点を上げた。アメリカはマックルア、ポール・ハム、ウゴーニャンなどで僅かに足割れが見られるように思えた。得点的にはさほど影響はしてなかったが、気になった点ではある。そして日本は、塚原、冨田共に過去の大会でウゴーニャンやその前後で落下をしたことがあり、今回もそこを無事に乗り越えるかがポイントであったが、見事に決めてきた。そして、世界チャンピオンの鹿島選手は下りでややバランスが崩れていたかに思えたがミスは出さず、三人がミスを出さずにうまく乗り切った。ただし、得点は鹿島でも9.750に留まってしまったのはやや残念であった。

さて、鉄棒で高得点を上げていた下位グループの国々であったが、ルーマニアや日本がそうであったように、ラインオーバーなどのミスが続いた。この辺りは正にアナハイムと同じ展開で、日本のみならず、他国にとってもゆかが如何に大きな鬼門となっているか分かった。ドイツは三人全員がラインオーバーし、2人が前宙ダブルでしりもちをついて、大きく後退。ロシアもディビアトフスキが二回ラインオーバー、グレベンコフが後方二回半〜前宙のあと、技が続かずに点を下げ、ゴロツツコフも伸身新月面でラインオーバーと、三人に大きなミスが出てしまった。これでロシアも大きく後退してしまった。韓国はキム・デウンが前宙転でラインオーバーしてしまったが、キム・スンイルが若干不安定な着地であったものの、ヤン・テヨンはほぼ完璧にまとめて、しっかりと上位国についてきていた。

第三ローテ

ルーマニアは若手のポペスクが十字倒立でやや高い位置となってしまい、十分な実施ではなかったが、最後のセラリウが伸身月面の着地をピタリと決めて、9.725を出して得点を稼いだ。アメリカは予選のときに問題となったつり輪。この点、アメリカ応援団からも「ラージ(バブザー)が必要だ」という声も聞かれるほど、かなり心配されていたが、一人目のヤングは下りの伸身月面で膝が曲がり、得点を伸ばせず。そしてガットソンは二つ目の力技の組み合わせのけ上がり中水平で静止できず、十字倒立の実施もかなり肩が下がり、いい実施とは程遠いものであった。そして最後のウィルソンも、アメリカ応援団が力技の度に「ワン、ツー」と数えて、遠くから彼に対して静止をしっかりするように促していたが、やはり若干足りない技もあり、「Oh, No!」と声がもれていた。そして、案の定、点は伸びきれずルーマニアにトップの座を明渡してしまった。日本は果たして三人目を誰にするのかということで注目されたが、水鳥を起用した。中水平の実施がやや気になり、アザリアン脚前挙十字もやや肩が高くなっていたが、アメリカの後では静止がかなりしっかりと見え、その上、下りもピタリと決め、9.625をたたき出した。このあと、塚原はリ・ニン脚前挙十字〜中水平〜ピネダという独特の構成もしっかりと見せて、さらに着地も決めて、9.712を出した。そして冨田は、抜群の中水平の捌きで、十字懸垂も一番美しく見えた。そして着地もピタリと決めた。彼の演技はアザリアンの見せ方はかなりアピール性があり、アナハイムではもう一つ評価されなかった彼だが、今回はかなり評価されて9.787まで点を伸ばした。団体決勝において、着地が三人とも止まるというのは相当チームにいい影響を与えるもので、これで日本が並に完全に乗ったといえよう。中国も日本同様三人目がポイントとなっていたが、まず最初の楊威、黄旭と力強さを出し、楊威に関しては引き上げ十字倒立の力強い表現は見事であった。三人目は予想通り李小鵬であったが、まずまずの実施ではあったが、質としては9.7以上を出すには厳しかった。しかし、中国もアメリカとの点差を縮めて、まだ追い上げ可能な位置につけた。

あん馬の下位グループは、韓国が今ひとつ旋回での美しさに欠け点が伸ばせず、つり輪の上位国と点差が開いてしまった。ロシアはデビアトフスキがロシアンで足割れ、ボンダレンコは馬短での縦向き旋回で大きくバランスを崩し、最後のネモフはウゴーニャンの後で落下と、ゆかのミスを挽回できずに完全にメダル圏内から去った。


第四ローテ

ほとんどの国で多くの選手がドリッグスやユルチェンコ2回半ひねりなどの9.9の技が行われるようになり、アナハイムよりもレベルが上がった。しかし、アナハイムでローチェに挑戦した国がしりもちなどのミスをして自滅したように、今回も9.9の価値点のこれらの技が着地の難しい前方系であるため、順位に大きく左右した。アメリカはヤングがドリッグスで大きく前に三歩ほどでてしまい、その後同じくドリッグスを行ったモーガン・ハムとポール・ハムは前に一歩でおさえてきた。同じく三人がドリッグスを行う日本は鹿島がライン減点のない最高の出来で得点を出し、米田は左にラインオーバーギリギリの着地となったが、演技自体は悪くなく、その後の冨田に繋げた。そして冨田は昨年の二次予選以来、久々にドリッグスの着地を止めた。今大会、恐らくドリッグスでの着地が止まったのは初めてではないかと思われたが、価値点9.9の技には9.7以上は出したくないといわんばかりの9.687に留まり、場内からブーイングが起こった。これに関して、アメリカの応援団からも「ポールは着地が動いて9.612。着地が止まって9.687じゃおかしいだろう」という声があがっていた。そして中国は後ろに価値点10点の楊威と李小鵬が控えているのだが、最初の刑傲偉がアメリカのヤングと同じように着地で大きく前に動いた。しかし、あとの楊威はロペス(カサマツ二回ひねり)で横に僅かにずれたものの価値点10点の技をきれいにまとめ9.725を出した。李小鵬は団体予選同様ロンダード抜きのヨー2であったが、価値点10点には変わらず9.700を出した。中国は2人が9.8近くまで出して、更に追い上げたいところであったが、思ったよりも低い点だったかもしれない。そしてルーマニアはセラリウがまたもドリッグスで前に大きく二歩ちかく出てしまったが、スチウはドリッグスを一歩動いたに留めた。そしてローチェハーフを持つドラグレスクは着地をほぼピタリと止め、場内から割れんばかりの拍手を受けた。そして得点は何と9.825をマークし、トップをキープした。つり輪の下位グループでは、ロシアがヨーロッパチャンピオンのサフォシュキンに注目が集まったが、振り上げ中水平が若干短かった印象があり、冨田の点数を上回ることができなかった。そして韓国が強かった。キム・デウンは後ろに回しながらの中水平、そして脚前挙十字から引き上げて十字倒立とSEを二つ構成。キム・ドンファも後ろに回しながらの中水平を入れて、高得点を上げた。韓国は大きく乱れる種目がなく、確実に4位5位を争う位置につけた。

第五ローテ


日本は平行棒でやや伸び悩んだ。最初の塚原は団体予選で棒下宙返りひねりで倒立にはまらず点が出なかったが、今回も同じく棒下宙返りひねりで倒立まではいかなかった。そして下りの屈身二回宙返り下りも後ろに二歩下がってしまい、9.537というスタートとしてしまった。そしてその次の鹿島も団体予選でベーレの後で手を滑らせて崩れていたが、鹿島はしっかりと決めてきた。棒下宙返りひねりは倒立にきちんと入って、角度的に真横の位置にいた関係者から大きな声援が飛んだ。冨田は振り上がり倒立でいつもの勢いがなくやや腕が曲がった印象を持ったが、9.7を出して最後の鉄棒の前にまずまずといったところ。思えばアナハイムでは冨田が着地で後ろにしりもちをつき、決勝で唯一の大過失となったのだが、各選手、そういう苦い経験を見事に生かしてこれまでの種目では大過失を犯すことなく演技を続けている。続いての中国はゆかでミスを連発し、この種目で団体予選で大崩れした騰海濱が入ったが、いったん不安になるとなかなか立て直すのは難しいらしく、この決勝でもオリジナルの片手支持の棒下宙返り一回ひねりで失敗。必死の追い上げを見せてきた中国だが、この段階で完全に優勝争いから後退した。しかし、李小鵬は素晴らしい平行棒を見せた。アームモリスエの素晴らしい捌きに屈身ベーレ、迫力ある開脚前方宙返り腕支持に、最後は屈身ダブルをピタリと決めた。本来ならば大いに喜んでいるはずの李小鵬も、このときばかりは浮かぬ顔であった。そして、トップのルーマニアの登場となったが、一人目のドラグレスクが単棒横向きからのヒーリーで倒立にスムーズに上がらず、前方開脚宙返りでも足が当たってしまう。トップとなって金メダルのプレッシャーを感じはじめたのかもしれない。その後のポトラも浮き腰上がりからの伸肘倒立でやや停滞し、開脚前宙でもやや冷やりとする捌きとなった。最後のウルジカは逆に好調で、得意の伸身前宙一回ひねり腕支持は場内に大いにアピールしていた。そしてアメリカはウィルソン、ポール・ハムと棒下宙返りなどの捌きで完全ではなかった印象であるが、ミスは出さずに最終のガットソンに繋げた。そのガットソンは正にオリジナリティのあふれる演技。単棒倒立からのヒーリー、そしてオリジナルの振り上がり倒立とび一回ひねり移行やディアミドフひねりは非常にスリリングかつ熟練性もあり、着地まで止まって9.825を出した。

跳馬に回った下位グループは韓国は最後に予定されていたのがチョ・ソンミンだったようで、場内アナウンスも一瞬その名前が出たが、キム・イルソンであった。しかし、キム・デウン、ヤン・テヨンと価値点9.9の技で大過失を出さず、最後の平行棒で上位陣の失敗を待つ形となった。ロシアは団体線同様、価値点10点の演技を揃えてきたが、サフォシュキンが屈身メリサニデスでしりもち、ボンダレンコが屈身ヨーで大きく前に一歩出て点が伸びなかった。しかし、ゴロツツコフはクエルボダブルを着地一歩でまとめ、ロシアの強さを感じた。

この段階で、アメリカが日本とルーマニアに追いつき、ルーマニア、日本、アメリカの順で、その差僅か0.125となり、これまでに類を見ない僅差の争いで、しかも6-3-3の厳しい状況の中、いよいよ最終種目を迎えることとなる。

第六ローテ

鉄棒に回った上位グループは、中国は黄旭、刑傲偉こそまとめたが、ゆか、平行棒でかなり落胆の色が見える騰海濱が閉脚エンドー一回ひねりで落下。その際に補助のコーチが正に体ごと受け止めようとして無事騰海濱が演技を続行できた姿に、場内から大きな拍手が起こった。しかしながら、騰海濱の不調は本人にとっても相当ショックであったに違いない。騰海濱は種目別のあん馬の決勝に残っているだけに元気な姿を見せてほしい。そしていよいよ優勝争いのトップを行くルーマニアであるが、点差はないに等しい為、まず失敗が見せられないところとなったが、一人目のスチウがギンガーの後の捌きで方向が変わったか予定していた技が行えなかったような捌きとなり、このためか、演技後に長い時間審判が協議することとなった。それを待つセラリウはじっと待つことは出来ずに、緊張感あふれる表情を観客席にも向けた。そして、演技となったが、デフで落下。ルーマニア男子初の団体金メダルへのプレッシャーは相当大きかったのかもしれない。果たしてそういう状況を想定しての練習を行っていたのか。行われていなかったとすればその時点で日本にかなり優位に働いた訳だ。その後のウルジカは何とかまとめ、同じローテーションで回っていた四位の韓国をなとか上回った。韓国は平行棒で過失なく演技を終え、ルーマニアこそ上回らなかったが、アメリカ、日本の出来次第ではまだメダルの可能性もある位置につけた。

アメリカはマックルアが閉脚シュタルダー一回ひねりや閉脚シュタルダーひねりの部分で軸ぶれがあった感じで明らかに技の流れがおかしかった。着地こそ止まったものの、彼自身の表情から、それが本リアの演技でないことは明らかであった。そして得点は9.412。アメリカの応援団からは「五輪だぜ!フェアジャッジでいこうよ!」と声があがっていたが、フェアだからこそ厳密な採点はされるべきである・・・といいたかったがそこはこらえた。そして、モーガン・ハムは見事に決め手高得点を出したが、最後のポール・ハムは伸身トカチェフのあとのトカチェフがバーに近くなってその後更に二つの放れ技を用意していたものが行えず、価値点を下げてしまった。彼も着地が止まったが、9.462の低い得点にその低さを理解できない観客からはブーイングが起こった。しかし、冷静なアメリカの応援団の中には同じく関係者の中で男子のルールを知らない人に理由を説明するなど、ポール・ハムが実は失敗していたことを理解していた。その間、ロシアはボンダレンコ、ネモフのベテランが落下。ネモフの棒下宙返りひねりでの落下はロシアが如何に波に乗り切れなかったかを象徴しているようであった。

そしていよいよ日本。プレッシャーには強いと思われたアメリカのミスにより、かなり優位な位置で演技を行うことができた。しかしながら失敗をすれば意味がない。その点、国内大会でここのところ安定した演技を見せている米田が決勝では最初に演技を行ったのは大きかった。閉脚シュタルダー一回ひねりからのシリーズもさることながら、コバチの安定度は素晴らしかった。そしてその後の鹿島も昨年の世界チャンピオンの貫禄でエンドー系の捌きでは全く危なげない捌き。着地こそ僅かにずれたものの、この2人で最後の冨田が乗らないわけがない。冨田は閉脚シュタルダーとび一回ひねりで落ち着いたところを見せた後、コバチで膝の割れない完璧な実施を見せ、そして最後の伸身新月面もピタリと決めた。その着地のポーズの後、彼から自然と出てきたガッツポーズと満面の笑顔は正に我々の全ての心情であった。そして得点は何と9.850を出し、日本が最後に2位のアメリカに一点近い差をつけて金メダルを獲得した。2位のアメリカも久々の銀メダル。そして3位には恐らく五輪初の団体メダルとなったルーマニアが入った。

競技後、バブザーが私に話し掛けてきて、おめでとうの言葉をもらった。それに続いてマッケインを始め、周りにいた関係者からも次々とおめでとうといわれた。実際に、冨田の演技後、自然とスタンディングオベイションを始めたのはアメリカの関係者の方々で、スポーツにおける相手への尊敬の念をすがすがしく感じた。ライバル国の彼らから、最後にこのような言葉をもらえたのは、本当に感無量であった。

いずれにせよ、28年ぶりの団体金メダル。それも大接戦の中で手中にしたものだけに、今回出場した選手たちを大変誇りに思う。そして、この結果が決してフロックであるといわれないために、個人総合と種目別でもメダル増産を狙ってもらいたい。

最後に、6名の選手、そして関係者の方々におめでとうといいたいと思う。本当に素晴らしかった!



マッケインとバブザー

ゆかと平行棒でミスが出てしまった塚原

王者中国も再び五輪では運がなかった

鹿島の緊張の演技前

優勝決定!

日の丸は全日本チャンピオンの米田へ!

表彰式行進中

最高の笑顔の中野

どうやら表彰台での動きの相談をしていた??

素晴らしい王者の表情です!