取材実施日・・・2001/8/5
今回の取材は監督の三井先生のご招待により実現しました。心より感謝の意を表すると共に、誠に光栄な思いです。

全日本インカレを直前に控えた8/5(日)に、お邪魔しました。選手は、インカレ団体メンバー、個人出場メンバー、そしてその他と大きく三つの班に分かれて練習されてました。
三井監督から色々と紹介して頂きました。まずは選手との「交換日記」。選手はかなり長く細かい内容を書いてます。こうして選手の見えない内面の状況を把握されているようでした。
そして、選手が自分の体のポジションを正確にわかるようになってからは、基本的には監督からうるさく言うことはないということ。それは、ゆかの前の一面の鏡でもわかります。また、この鏡はゆかの動きなど、選手が自分でチェックするのにも役立っているようです。
また、みなさんゆかの動きをしっかりと意識していたようですが、OGでロス五輪代表の行森文美さん、また、現在ダンスの勉強をされているという山中陽子さんの指導もあるとのことで、大学生らしくいい動きをしていたと思います。
この日、奥本選手に続く第二エースの丹野選手が月面宙返りの練習中に、マットに指がささり突き指するというアクシデントが起こりました。結局、その後この日の練習復帰することができなかったのですが、残りの五人でインカレと同じローテで、3分アップも試合と同じように行って通しの練習をしてました。マネージャーの採点もあり、通しのいい練習ができていたと思います。みんな段違いがやや不安なようでした。

二年生の大杉選手(四天王寺高校)、段違いで「七色の構成を持つ」と呼ばれてます。 |

一年生の平木選手(夙川高校)。独特の雰囲気がありました。 |

一年生の雨宮選手(茨城・常磐大高)。大学で伸びたという期待の一人。注目です。 |

三年生の西村選手(兵庫・夙川高)。西村選手は一番年上ということで、落ち着いた雰囲気を持ってました。 |

一年生の奥本選手(大阪・四天王寺高)
ファンの皆さんは心配されていたと思いますが、段違いの降りなど、苦労している技もありましたが、ゆかなど、動きの美しさは更に磨きがかかったように思えました。 |

(奥本選手はナショナル選手につき、日本体操協会広報委員会より取材許可を得て、掲載しております。) |
非常に高難度の技、しかも、体の大きい大学生の補助を行っていたのは同じく大学生のマネージャーさんです(左)。怪我で選手生活を終えた部員がマネージャーとして、選手の補助をしています。また、動きのアドバイスもするなど、選手にとって、自分の動きを分かってくれる素晴らしい存在ではないでしょうか。
また、選手一人一人に自分の練習する技を提出させて、マネージャーが毎日姿勢欠点などをチェックし、完成度を選手に知らせるようにしてます。そして、選手、マネージャーは全て(右)の写真のように、採点規則を覚えるのみならず、この記号も覚えています。「自分がするスポーツのルールを熟知することが第一歩」ということでした。写真は選手の通しの採点をしているところです。







練習の最初と最後に部歌を円陣を組んで歌います(もちろんつま先立ちです)。